ゆとり社会人3年生日記。

えんぴつ転がして公務員になりました。ゆるめです。

あれ、公民館が知らないあいだに減っている・・・!

公民館が、実はいま、どんどん減っている。

全然知らなかったです。そもそも、公民館という場所がどういう機能を持つ場所なのかもわかっていなかった。(大人にとっては、一般常識なのでしょうか?)

社会教育法
(目的)
第20条 公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もつて住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする。
(公民館の事業)
第22条 公民館は、第20条の目的達成のために、おおむね、左の事業を行う。但し、この法律及び他の法令によつて禁じられたものは、この限りでない。
1 定期講座を開設すること。
2 討論会、講習会、講演会、実習会、展示会等を開催すること。
3 図書、記録、模型、資料等を備え、その利用を図ること。
4 体育、レクリエーション等に関する集会を開催すること。
5 各種の団体、機関等の連絡を図ること。
6 その施設を住民の集会その他の公的利用に供すること。

公民館は社会教育を行うための施設で、社会教育は、学校や家庭以外でやっている教育であると平たく理解しました(笑)そういえば、職場の臨時職員さんが「定年後は1年間、市のカルチャースクールをやりまくったわ!!!」なんて言っていたな。なるほど、高齢者の方の生きがいの場となっているのかー。
公民館で実施される事業の約半数は教養講座が多いものの、健康づくりや家庭教育の比重も高くなっているようです。

一方で、教育委員会制度や社会教育に関する近年の議論の活性化の中で、社会教育は地域人材の育成や地域課題の解決への貢献、具体的には「まちづくり」や高齢者問題、福祉問題などのためになることが求められているようです。
職員研修でも、現在の複雑な社会課題には行政トップダウン型行政ではなく、様々なステークホルダーと関わりながらネットワーク型行政で対応していかなければと耳にタコができるほど言われております(が、そんなファシリテーション能力はどうやって養えば良いんだろう)。

そんな流れの中で、市町村では公民館はどんどんコミュニティセンターまちづくりセンターに変化していく。公民館がまちセンやコミュセンになることによる大きな違いは、施設運営主体が教育委員会から自治組織等(法人やNPO含む)の団体となることと、主な事業内容に「地域づくりに関する事業」が増えること

公民館の職員減となり、また、地域の人たちの利用の自由度も増します。だけど、社会教育の実施施設である公民館では「学ぶ人の権利を守る」が大前提としてある一方、まちセン・コミュセンでは各種講座等は必ずしもやらなければいけないわけではない、ということみたいです。

1時間ちょっと話を聴いた中では、公民館のコミュセン化、個人的には良いんじゃないかなと思いました。
最近では、定年後に公民館を利用する人(新規)は少なく、むしろ大学院等の社会人学び直しプログラムが充実していたり、民間提供の生涯学習メニューが充実しています。これからリタイアする人たちはエネルギー溢れる方々も多いだろうし、むしろ自分たちで地域には何が必要なのかを考えながらまちづくりの主役になってもらう方が良いんじゃないかなと。
きっとまたこの意見も、もっと知れば変化していくのでしょうけれど。

それにしても、カルチャースクール漬けの日常とっても憧れる・・・・