ゆとり社会人3年生日記。

えんぴつ転がして公務員になりました。ゆるめです。

決算関係の調書が出せたのでちょっと愚痴をはかせてもらっていいですか・・・

 本日は決算関係書類の提出日でした。なんとかやりくりしまして、とりあえず担当部局に出し逃げをしてきた。あんまりイメージはないかもしれないけれど、うちの職場では各事業担当が事業主のようなイメージで、予算の積算や予算確保から、計画や企画立案や対外折衝、何かを支出するときは見積をとり、支払いの伝票を打ちます。

支払いや契約事務については、各課内の予算担当と所属の決裁者の決裁をとったら、次は案件により財政課や会計課に合議で回付します。これが日常。私は事業担当と予算担当を兼務してるわけですが・・・。

 

 決算は予算に対して、どんな財源を充てていて、いくら使ったのかを整理して報告するもの。ややこしいのは国の決算報告にあわせて「性質分析」や「目的分析」をしないといけないこと。それから各事業も「臨時的な事業」か「経常的な事業」かも分類する。今年は特にコロナウイルス感染症対応の地方創生臨時交付金を使った事業がたくさんあったので、臨時・計上の別や、うちの県の中での予算の性質分析や目的分析と異なるところもある。さらには、人件費なんかは再任用職員や会計年度任用職員ごとに、さらに「報酬」や「基本給」、「地域手当」、「期末手当」などなどの項目(節・細節)にわけないといけない。

 

 私の愚痴はここからで、こういった情報は専用のシステムで手入力をしたりするのだけれども、そのためのわかりやすい説明書がなく、引継ぎが各所属任せであること。私の場合は前任者がいないので手探りでミスもあるし、そもそも決算処理について詳しいわけではないから、手順書をつくるにも大変なこと。記入要領はあるけれども、これは「県(地方自治体)」から「国」へ報告する際の詳細のものであって、「県」の担当課である財政担当部局から各部局への照会展開の際に、もうちょっとかみ砕いた説明がないこと。つまり、県の中のルールに慣れている人たちに対して、国の決算会計処理のルールを、県で一番詳しい人であるはずの財政部局がもっと翻訳して説明してほしい。

 これでどれだけの数の課の予算担当者が苦しんでいることか・・・。その分の時間に残業代がどれだけ出ていることか・・・。さらには財政部局側もチェックとミス修正にどれだけの時間を割いているか・・・。

 予算編成の際にも、どこかの課の担当が声を上げてくれて、「予算編成の際の用語集や要領をつくってほしい」と財政部局に伝えてくれたものの、その返答はドライなもので、「要領等をつくる予定はない。各所属で適切に引き継いでほしい」とのこと。いやいや、正解がわからないものに正解を考えて記録していくようにって、どれだけ労力かけさせんだよ。

 今はZoomなどの会議システムも発達しているから、要領の作成がハードルが高いならばせめて言葉だけでもいいから、どのシステムをつかって、どう操作して、どういう帳票のどの場所の数値を参考にしたら決算関係調書がつくれるのか教えてほしいものです。

 そんなことを思いながら自力でなんとか数字を埋めて科の決算調書は出してきましたが、また今週の後半はやれここが違うだの、前の照会の数値と一致しないだの、いろいろ言われるのだろうと、謝罪の準備万端で腹くくってます。こう書いている間にも愚痴が思い出されてとまらなくなるので本日はこのへんで。全国の公務員の予算担当のみなさんおつかれさまです。会計財政担当のみなさん、がんばってください。